猫の話 5 猫その後<膀胱炎の巻>

 前に猫のはなしを書いてから、またずーっと時が流れてしまいました。

今はもう夏のの終わりです。夜には虫の音が聞こえるようになりました。でも、話を冬のころに巻き戻してから始めます。

 

 

私の部屋で寝ている雌猫のビーですが、ある日、朝起きると部屋に置いてある鉢植えの土を掘って絨毯を泥だらけにしていました。掃除をして元に戻しても、ま た翌朝土を出していて、朝から掃除という具合の日々が続いたのです。そうしているうちに、ビーがトイレに座ってばかりになっている事に気がついたのです。出たと思ったら又 入っては座りという具合です。その頃、寝室にネコのトイレは置いていなかったのですが、どうやらトイレが我慢出来なくて植木鉢に穴掘っていたのでした。何 日たっても治る気配がなく、膀胱炎になっちゃったに違いないと思い、獣医さんを呼ぶ事にしました。

避妊手術の抜糸の時の苦い経験があるので、先生にも猫をケージに入れて待つようにと言われ、私も玄関のチャイムは鳴らさないようにお願いして、先生に来て頂きました。

症 状を告げると膀胱炎ということで、やはり注射をする事になりました。うちのケージから、病院の大きいケージに移すと言うので、「私やります」というと先生が結構ですと言 い、一寸嫌な予感がしました。嫌いな先生に促されても、ビーは中で固まって出てきません。すると先生はケイジを傾け後ろ側を手でばんばんと叩きまし た。すると、あっという間の出来事でした。ビーは隙間から抜け出し、先生に爪を立て出血させ、脱兎のごとく二階に駆け上がり行方をくらましてしまいました。

探しには行きましたが、もうこうなると見つかりません。ティッシュで血を押さえてる先生に一応お詫びはしましたが、私も「先生があんなにばんばん叩くからでしょ!」と文句は言いました。しかし、肝心の注射は出来ず、飲み薬だけ貰い帰って頂きました。猫も、女の子は冷えると下半身に良くないんだそうです。「暖かくしてあげて下さい。」との事でした。

 

早速、お休み用に猫袋を買ってあげました。中に入れると嬉しそうにゴロゴロ言って、今までした事がなかったのに、チーちゃんのように両手でもみもみしてとってもくつろいでおりました。けれど、飲み薬だけではいま一つよくなりません。ちょっと血尿が出たりして「トイレに行きたいけどあんまりでないわ!」みたいな感じでとっても見ていてかわいそうです。

やっぱりお注射しかないなあと思い、また、先生に連絡をしました。今回は洗濯ネットにあらかじめビーを入れて待ちました。とってもおとなしくビーは待っておりました。そして、先生が来ると、猫の頭は私の肘の間に入れて先生の顔が視界に入らないように連れて行きました。注射をする時は床にビーを下ろしして頭は私の股の間に鋏んでおしりだけを先生に出す恰好にしました。その体勢だと、先生がビーのおしりを触ってもとってもおとなしいままです。結局、先生の顔は一度も見ずに洗濯ネットのまま無事注射完了です。「ああやれやれです!」

注射のおかげで、ビーちゃんは無事完治致しましたとさ。つづく